キャットフードは1日何回あげればいいのか

猫を飼うと毎日キャットフードを与えますが、キャットフードは1日何回あげればいいのかを考えたことがありますか?

胃の大きさや運動量、消化能力などを考慮して、猫のからだの成長とともにフードを与える量と回数が変えていきましょう。
ひとつ気を付けたいことは、フードのパッケージに書いてある給餌量は1日に与える量であって、1回に与える量ではないということです。
一度にたくさん出してしまうと残してしまって捨てることになったり、食べ過ぎで肥満の原因になったりします。

生後1ヶ月

猫は生後1ヶ月過ぎたあたりからキャットフードを少しずつ食べられるようになります。
まだ歯が生えそろっておらず胃も小さいので、ほとんどの子猫は親猫の母乳か猫用のミルクで育ちます。
そろそろ離乳となる時期なので、キャットフードを与えるときは猫用ミルク等でふやかしたドライフードや特に柔らかいタイプのウェットフードを1日4回程度与えてください。

生後2ヶ月~6ヶ月

生後2ヶ月を過ぎると歯も生えそろい子猫も活発になります。
このころから子猫用のドライフードをそのまま食べられるようになります。
まだ胃が小さいので1日3~4回に分けて与えるとよいでしょう。

生後6か月~成猫

生後6ヶ月を過ぎると成猫と変わらない量を食べるようになります。
猫の体重に応じてキャットフードを1日2回に分けて与えるとよいでしょう。

猫は生後6か月を過ぎると大人の猫と同じくらいの大きさに成長します。
この時期になると不妊手術ができるようになりますが、不妊手術後は肥満になりやすくなるので、猫の体重ケアを考慮したキャットフードを与えるとよいでしょう。

シニア期 7歳~

猫が7歳ころになると、見た目や動きは元気でも身体の内側から老化現象がゆっくりと進みだします。人間の年齢で例えると約45歳です。
シニア猫になると動きがなりおちついてくるほか、睡眠時間が増え一度に食べる量も減ってきます。
栄養価の高いペットフードを3~4回に分けて与えるとよいでしょう。

本当はキャットフードを密閉できる袋などに入れて小分けにして保存し、新鮮な水と一緒に猫の体調に合わせて1日何度も与える事がいちばんなのですが、すべての飼い主が1日中家にいられるわけではないのでなかなか難しい問題です。

日々の健康状態を見て、貴方の猫が毎日元気に過ごせるように、上手にキャットフードを与えましょう。