年齢に合わせてキャットフードを選ぶべき3つの理由

キャットフードには、仔猫用や7歳から用、15歳から用など、パッケージに対象年齢が記載されているものが存在します。キャットフードの与え方に迷っているという人のために、年齢に合わせてキャットフードを選ぶべき3つの理由について紹介します。

年齢別で含まれる栄養が異なる

猫も人間と同じで、成長に合わせて必要な栄養を摂取することが好ましいです。

仔猫用

1歳未満は仔猫とされ、筋肉や骨格を作り上げるために十分な栄養が必要です。そのため仔猫用のキャットフードにはたっぷりのビタミンやミネラルが含まれています。栄養価が高いことに加え、消化器官が未熟な仔猫のために、消化しやすい工夫がされていたり小粒であったりすることが特徴です。

成猫用

猫は10か月頃になると成長がほぼ終わり、これ以降に体重が増加するようだと肥満になってしまいます。健康維持のために、仔猫用のフードよりもカロリーが抑え目で栄養バランスのいい成猫用フードに切り替える必要があります。

7歳~15歳~シニア用

成猫よりも運動量が減ってくる7歳からのシニア猫には、栄養バランスもよく、よりカロリーを抑えたシニア用フードを与えるといいでしょう。

高齢になると運動量が減る

年齢別のキャットフードには、成長に合わせた栄養素が配合されていますが、もうひとつのポイントはカロリーです。
仔猫のうちは活発で運動量もたっぷりな上、体を大きくすることにエネルギーが使われるので、高カロリーのフードを食べても太りすぎることはほとんどありません。
2歳ごろまでは活発に運動しますが、2歳を過ぎたころから少しずつ寝ている時間が増えていきます。7歳を過ぎればさらに運動量が減りますが、食欲は成猫並みです。
食欲に合わせて高カロリーのフードを与えると、運動量と摂取カロリーが見合わず肥満になってしまうため、年齢に応じてカロリー控えめのフードに切り替えていく必要があるのです。

年齢に合わせたフードで健康維持

猫の年齢別にキャットフードを変えたほうがいい理由として、配合されている栄養素が異なることやカロリーが異なることを紹介しました。
成猫になったのに仔猫用のフードを与え続けていては肥満になってしまいます。成猫なのにシニア用を与えていては栄養が不足してしまうかもしれません。
猫によって成長過程や食欲に個体差があるため、7歳になったからすぐにシニア用を与える必要はありません。猫の様子を見ながら健康維持ができるフードを与えるようにしましょう。